明るい社会づくり運動みなみ岩手推進協議会(高橋勲会長)は、8月25日(土)宮沢賢治先生が教鞭をとっていた花巻農学校跡地にある「ぎんどろ公園」での清掃ボランティアを、花巻学童クラブの小学生52名と先生・明社会員15名の総勢67名で行いました。
ぎんどろとは葉の裏が白い銀白楊のことで、公園内には賢治先生が愛した多数のぎんどろの木が植えられているほか、「早春」の一節を刻んだ詩碑や「風の又三郎」の石の像群も設置されていて、9月21日の賢治先生の命日に行われる「賢治祭り」には、全国から大勢の賢治ファンの皆さんが集まります。来てくださった皆さんを気持ちよくお迎えできるようにと、みんなで心をこめて清掃しました。暑い日ではありましたが、学童クラブの子どもたちが競争しながら大きな袋に何個もゴミを集めてくれている姿は、「自分も誰かの役にたちたい」「いい事をしたい」の気持ちにあふれていて、キラキラと輝いていました。
賢治先生の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」の詩を心に浮かべながら、このようなひとつひとつの積み重ねが幸福へと続いて行くのだと感じた1日でした。
(明社みなみ岩手事務局長 山田敬子)