『全国都道府県会議』開催しました

全国明社(砂川敏文理事長)は、10月21日(土)・22日(日)の2日間、千代田区永田町の全国町村会館に1都1道2府26県からの参加者50人と役員・スタッフ等、合計74名が集まって『全国都道府県会議』を開催しました。
第5回目の今年は、青森・岩手・秋田の3県の代表が企画委員として会議を重ね、テーマを“これからの五十年を考える”とし、現在頻発する自然災害時にどう動いたら良いのかを知るための講演と、現在日本の18歳未満の子どもの7人に1人の割合で生じている子どもの貧困問題について、これからの明社の取り組みについて考える場とすることにしました。
初日は、砂川理事長の開会挨拶のあと、青森県明社・村田志朗会長が「明社運動の災害支援取り組みについて」発表。
続いて盛岡市社会福祉協議会地域福祉課・工藤和徳課長による「災害支援のあり方」の講演がありました。休憩をはさんだ後半では、いくつかの事例について「自分たちだったらどう対応するか」を9つのグループで話し合い、初日の研修を終了しました。
交流懇親会では、秋田県明社・虻川久崇会長の挨拶・乾杯音頭のあと、参加者スピーチを行う人を秋田の“なまはげ”が指名。なまはげの迫力に、会場は一気に盛り上がりました。
2日目は、公益財団法人あすのば・小河光治代表理事による「日本の貧困の現状」と題した基調講演で開始。小河さんは、お父様が7年間の交通事故による植物状態ののち他界されたため、中学2年の時に一家心中するしかないと言うところまで追いつめられた経験をお持ちで、学生時代の災害遺児に奨学金制度を広げる活動、その後のあしなが育英会勤務を経て、2015年6月に子どもの貧困対策センター・あすのばを設立、現在にいたっています。
(※あすのばHP http://www.usnova.org/
その後、岩手県明社・藤川智美会長による「明社運動のこれからの取り組み」の講演とそれを受けてのグループ討議を行い、2日間の研修を終了。
最後に沼田常務理事の閉会挨拶があり、参加者は台風の進路を気にかけながら、帰路につきました。

(全国明社事務局)   

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