『志民カレッジに参加して』

第1回志民カレッジ参加者の感想です。

◆  ヨーロッパの町並みを見て感激したことを、地元に持ち帰って実行した香山さん(NPO法人夢空間松代・理事長)の熱意、情熱に感激しました。そして、その情熱が30年続いていること、松代の人たちの町並みの復元・保全にかける情熱に感動し、すごいことだと思いました。僕も、感動する動機を見つけて、見習いたいと思いました。
(埼玉県・三郷明社 畔上知久)

◆  明るい社会づくり運動の勉強会に参加するのは初めてで、いろんなことが参考になりました。まちづくりで(景観を考えて)コンビニがないのにびっくりし、地元の方の“まちづくり”にかける努力、素晴らしさに感動しました。
(宮城県・仙台明社 飯田良恵)

◆東京では待機児童が多いのに施設が作れないが、こっちのように自然があって土地があって、住民の理解を得て施設が作れることが羨ましく、また参考になりました。松代の町は初めてですが、武家屋敷とかがあって、それがきちんと整備されていて驚きました。
(東京都・調布明社 最首和夫)

◆  町並み保存の様子を見せて頂き、どこも手入れがよく行き届いて素晴らしかったです。よくよくお話を聞いてみると、二十年近くの成果であること。特に「他の観光地のような物を目指しているのでは無い、松代ならでは・・・を目指している」と言う話に、なるほど・・・と思いました。落着いた町並みが印象に残っています。(観光客のための街づくりの前に、住民のための街づくりである事を感じた)
初期の段階で、松代ならではの良い所を紹介する冊子を、沢山の住民と作られた話や、「お庭拝見」を通じて、住民も知らなかったそれぞれのお屋敷の庭を鑑賞する中で、住民自身が「この素晴らしい物を風化させて良いのか」と言う同じ思いになっていき、志を同じくする人の和を広げたところが参考になりました。行政の動向で動くのではなく、自分たちの街づくりをするのだとの思いがあるから、ブレナイ運動なのだと感じた次第です。 (ただし、行政の後押しがないと成立しない事業)
(三重県明社 松島雅樹)

◆  初代松代藩主・真田信之のご威光が、いまも輝いている街並み。武家屋敷、町屋商家、こうした文化財を大切に保存され、観光資源として活用されている。電線地中化、ゴミが落ちていない街。モノを大切にし、訪れる観光客をもてなす心に感銘を覚えました。
今回、全行程のガイドをして下さった、夢空間松代の事務局長・三田さんと、我々の活動の紹介をさせていただきながら、立ち話でさまざまなお知恵をいただきました。とりわけ、“協働”について「顔が見える情報交換をしながら、お互いに協力できることが必要です。そうすることで自分たちの動きもはっきり見えてくるんです」「すべては人と人との交流からはじまる。さまざまな意見、考え方を持った人と人との交流は情報の発信基地となります。新しい関係が広がってコラボしていくと、一人の考えじゃできないことも実現することがあります」と、教えていただきました。
ややもすると、いつのまにか価値観の違いを受け入れず、閉鎖的な活動に陥ることがありがちです。私は今回、さまざまな人が集う『志民カレッジ』に参加させていただき、見聞を深め、交流を持たせていただいたことで、人間的な幅を広げさせていただいたように思います。ありがとうございました。
(埼玉県・八潮明社 渡辺利行)

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