NPO法人練馬明るい社会づくりの会(黒江透修会長)は、2月18日(日)、東京・練馬区の富士見中学・高等学校の山崎記念講堂で、宇宙飛行士の山崎直子さんの講演会と漫画家の松本零士さんとのトークショーを開催し、市民ら約500人が参加しました。
このイベントは、「練馬区独立70周年記念区民協働事業」の一つで、宇宙に憧れをもつ青少年の夢への挑戦を応援するとともに、探究心や命を大切にする心をはぐくむことを目的に企画しました。すでに2年前から企画を練っていたという練馬明社が、区民協働事業に応募したのは平成29年8月のこと。区へ寄せられた27の企画の中から採用された、5企画のなかの一つです。
前川耀男練馬区長の挨拶に続いて行われた「宇宙・人・夢をつなぐ」と題した講演で山崎さんは、2010年4月、スペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗した体験を紹介し、「宇宙の誕生から138億年といわれていますが、人間は無数の星と兄弟であり、宇宙の一部だと実感しました。宇宙を知ることは、地球、すなわち人間を理解することにほかなりません」と語られました。また、質疑応答では、会場から多数の手が挙がり、山崎さんはステージから会場に降りて、一人一人の質問に答えられました。
休憩をはさんだ第2部のトークショーは、山崎さんと練馬区名誉区民である松本さんが登壇し、科学ジャーナリストの寺門和夫さんのコディーネートで、宇宙への夢やその実現に向けて何が必要な要素なのか……等、お二人の楽しいトークが繰り広げられました。
最後に練馬明社の黒江透修会長が謝辞を述べ、午後4時に終了しました。宇宙への夢が広がった一日となりました。
(全国明社事務局)