「明社かながわ湘南」(会長 松長泰幸)は、地域に密着した奉仕活動を展開すると同時に、国際協力にも力を入れています。なかでも、今年度は、役員会で「一緑運動」の支援を決定し、ケニアに苗木300本を寄付しました。
「一緑運動」とは、一人が一本の木を植え、地球環境に貢献していこうという運動で、これまでアフリカの干ばつを知った藤沢東ロータリークラブと国際自由宗教女性連盟が、ケニアに苗木を贈ってきました。
現地での活動は、NPO法人ICA文化事業協会(理事長・佐藤静代氏)に委託し、イシンヤ農業省と連絡をとり、地区の小学校敷地に定め、実施しています。
イシンヤ地区は、ケニアの首都ナイロビの南約60kmカジアド県にあり、大半は遊牧民のマサイ族が多く、半砂漠地域です。
小学校の生徒や教師、父母たちが協力し、木に自分で名前を付け、一本一本大切に育てています。その取り組みに行政も協力して行われるようになり、「一緑運動」は広がっていきました。多くの賛同者を得て寄付も集まり、2019年には、15000本を植樹することができ、現在は5つの小学校で実施されています。
現地からの報告によると、植林をしたことで、この10年間、雨季になっても短期間しか雨が降らず、干ばつが続いていた地域に、雨が降り出したといいます。
「明社かながわ湘南」は、地球を緑にし、癒されることを心から願って、今後もこの運動に参加し、支援を継続していきたいと思っています。
(明社かながわ湘南事務局長 横田佳代子)