NPO法人明るい社会づくり運動ひょうご(理事長 加藤隆久)は、令和元年11月10日によろず相談研究所長、公益社団法人日本駆け込み寺代表理事の玄秀盛様から「人間としての原点ー信心」と題したテーマで講演を頂きました。
17歳で建築業などに就いて50回の転職を経験、33歳の時に比叡山の酒井大阿闍梨さんに出会い得度を勧められ、「やります、銭儲けに邁進する」と返事をすると、「お前はそれでいい・・どうせ仏の道、人の道を歩むんやし」と言われ得度されたとのこと。駆け込み寺の経緯は、阪神淡路大震の時に、京都の小学校で収容者に物資を運ぶトラックの運搬とボランティアをしたことがご縁。面倒を見ると言いうと失礼だが、その被害者を救うのは俺しかおらへん、加害者が居なくなるまで面倒を見るという感覚で相談所を立ち上げて、出所者などの受け入れと相談をやった。実際は自分一人だが「信じてあげないと、この人は生きていかれへん。俺も信じたいから徹底的にやらないと行けない」と言う心で続けていると結ばれた。お話の後、3名の方との質疑応答があり最初から最後まで、熱気あふれる講演会でした。なお、参加者は320人でした。
(NPO法人明るい社会づくり運動ひょうご理事兼事務局長 村上哲也)