春の林間に薄紫き色の花を咲かせる「カタクリ」や、新緑の芽出し、秋には、モミジの紅葉やキノコ類など、里山には年中 山の幸の恵みを受けて、親しみのある身近な存在でありました。
しかし近年、文化的な生活様式、に代わり、薪や杉葉などの必要も無くなり、雑木が生え茂り、森が荒れ、陽の光も届かない、暗い山道となりました。また、倒木や立ち枯れの樹木も多くなり、登山者にも危険な個所も増えてきております。
私ども明社会員もそのお話を聞き、少しでもお手伝いが出来ないか……と、数名ですが、20数年活動されている「里山仕事隊」に最初は馴れない作業でしたが、お仲間からの手まねで、少しずつお役に立てるよう、努力中です。月2回(3月~11月迄の期間)ですが、少しでも環境が良くなり、登山者が気持ち良く歩けるように、これからも続けていく積りです。
全国に里山が多くあると思いますが、皆さんも新鮮な山の空気と、緑豊かな山林に少しでも溶け込み、親しんで健康増進にと、お勧めいたします。
(新潟県・中越協議会会長 深瀧 晋)